2005年02月21日

天命を判断するには慎ましくすること

モンテーニュ1533-1592
Michel Eyquem de Montaigne

「エセー」(4)

<no30 節制について>
「過度に徳を求めれば、狂人といわれ、正しい人も
不正な人と呼ばれる」
(ホラティウス「書簡詩」1-6-15)

「哲学は適度に学べば面白く快適なものであるが、
結局は、人間を交際嫌いにし、不徳にし、宗教や
一般のしきたりを軽蔑させ、社交や人間のもろもろ
の快楽を敵視させ、あらゆる政治に不向きにし、他
人を救うことも自分を救うこともできなくし、誰か
らも嘲笑されるにふさわしいものにする」

<no32 天命を判断するには慎ましくすること>
「われわれは太陽の光線から与えられる光だけで満
足しなければならない。目を上げてじかにもっと多
くの光を得ようとする者は、傲慢の罰として目が見
えなくなっても驚いてはいけない。」

<no39 孤独について>
「われわれは出来れば、妻も、子供も、財産も、そ
してとくに健康も、持つべきである。だが、われわ
れの幸福がただそれだけに左右されるほどに縛られ
てはならない。そのためには、完全に自分自身の、
まったく自由な店裏の部屋を一つ取っておいて、そ
こに自分の真の自由と唯一の隠遁と孤独を打ち立て
ることができるようにしなければならない。」

ソクラテスいわく、若者は教養を積まねばならない。
成人は善行に励まねばならない。そして、老人は定
職の義務も負わずに気儘に生きてゆかねばならない、
と。


panse280
posted at 21:12

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