2005年02月20日

知恵の徴は喜悦なり

289

モンテーニュ1533-1592
Michel Eyquem de Montaigne

「エセー」(3)


<no26 子供の教育について>
「剛毅、信義、誠実が真の哲学であり、それ以外
を目的とする学問は虚飾にすぎない」
(プラトン「アリストドロスへの手紙」)

「知恵のもっとも明白なしるしは、常に変わらぬ
喜悦であります。」(セネカ「書簡」59)

「事柄が明らかになれば、言葉はおのずから従う」
(ホラティウス「詩論」311)

「心を打つ言葉だけが味わいがある」
(ルカヌスの墓碑銘)

「真理に役立つ話し方は、巧まずに、単純でなけ
ればならぬ」
(セネカ「書簡」40)

<no28 友情について>
「友情にあっては、もしも一方が他方に与えること
がありうるとすれば、親切を受け取るほうこそ、こ
れを与えるほうに恩義を施すことになるであろう。」

男女の友情が成立しないのは、その目的が肉体的で
飽満を免れえないからである。
女性の才能は、この神聖な結合(友情)を育てるに
は適していないし、永い結合の緊縛に堪えるだけ強
くはないようである。
「女性がそこ(友情)に到達したという実例は一つ
もない。そして古代の学派はみな一様に、女性を友
情から締め出している。」

panse280
posted at 11:09

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