2005年02月16日

無慈悲たれ

アンドレ・ジイド1869-1951
Andre Gide

「モンテーニュ論」

<無慈悲たれ>
「ラ・ロシュフーコーは、ニーチェの「無慈悲た
れ」というあの有名な言葉に先立って、次ぎのご
とく言っている。「私は憐憫の情にあまり動かさ
れないし、また少しもそれに動かされたくない」
と。しかし、このような宣言はニーチェやモンテ
ーニュの場合に、特に私を感動させる。
何故ならば、彼らは生まれつき優しい魂を持って
いたからである。」

モンテーニュ論

<女性について>
「私(ジイド)はモンテーニュが女性について語
っている箇所を「エセー」の中から拾ってみたが
一つとして罵倒的でないものはない。」

<家族への思い>
「モンテーニュは家族に対して特別に強い愛情は
感じていなかった。もし感じていたとしても、少
なくとも彼の書物には、それは殆ど現されていな
い。彼は大した熱もなしに結婚したらしい。」


<自分とは>
「余はこの世の中で余自身よりも甚だしい怪物
や奇蹟を見たことがない。人々は習慣や歳月のた
めにあらゆる奇異なものに狎れてしまう。
しかし余は自分につきまとい、自分を知ればしる
ほど、ますます余の醜怪さに驚かされ、余は自分
というものがわからなくなる」(モンテーニュ)


<女子と小人養い難し>
「自分の妻女とともに暮らして、あらゆる点で立
派に身を持するよりも、一切の女性と綺麗に絶っ
てしまうほうがはるかに行いやすい」
(モンテーニュ)


panse280
posted at 22:07

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字