2005年02月11日

小人閑居して不善を為す

木原武一1941-
buichi kihara

「幸福の探究」(3)


<幸福な人間とは>
「この男が朗らかな人間だとすれば、若いか年取
っているか、貧乏なのか金持か、などということ
はどうでもいい。要するにこの男は幸福なのだ。」
(ショーペンハウアー)


<幸福の秘訣とは>
「すべて物事を局限するのが幸福になるゆえんで
ある。われわれの限界、活動範囲、接触範囲が狭
ければ、それだけわれわれは幸福であり、それが
広ければ、苦しめられ不安な気持にさせられるこ
ともそれだけ多い。」
(ショーペンハウアー)

「小人閑居して不善を為す。至らざる所なし。」
(「大学」)

普通の人はヒマになると、いろいろと悪いこと
をやって、とめどがないものだ。失業率が高く
なれば犯罪もふえる。

「仕事こそ人生を楽しむ最上の方法である・・・
最上の休息は、仕事のあとの休息である」
(カント)

「種類のいかんを問わず、自己の特技を何もの
にも妨げられずに発揮できることこそ究極の幸
福である」(ショーペンハウアー)

「学ぶことよりほかには、何の幸福も感じない」
(ペトラルカ)

「学べばすなわち固ならず」
(「論語」)
頑固者はやはり、幸福ではない。


panse280
posted at 08:53

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