2005年01月25日

老境について

キケロbc106-bc43
Marcus Tullius Cicero

「老境について」

<悩みの種>
「善良なるまた幸福なる生活を送らんがため
何ひとつの手段をも己れみずからのうちに有
たないような、さような人々にとっては、一
生のあらゆる時期が悩みのたねとなるのだ。」


老境について

<老境もまた、一つの黄金期なり>
「老境の最もふさわしい武器は、諸徳につい
ての学識と実践とであり、それらが一生を通
じて涵養せられるとせば、人が長く生きてき
たといふばかりでなく、あまたの事をやって
きたといふ場合、驚くべき果実をむすぶもの
である。」

<若者よ、油断するな>
「体力の欠乏は、実に老齢によるといふより
もなほ一層しばしば青年期の種々な不始末に
よってきたるものである。」

<年寄りの欲張りはワカラン>
「いったい年寄りの欲張りといふのは何をお
のれに求めているのか、わしには合点がいか
ぬ。世になにが矛盾だといって、ゆくさきが
少なくなればなるほど、益々、多くの路銀を
求めようとすることにすぎたものがありえよ
うか。」


panse280
posted at 22:55

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