2004年12月26日

最大の随筆集

松浦静山1760-1841
seizan matsura

「甲子夜話」

眠狂四郎が読んだとされる、「剣談」や「剣攷」
は、静山の著作である。287巻(正編・続編・三編
合わせて、平凡社の東洋文庫版で全20冊。)の
随筆集で、社会風俗・政治経済・自然現象・オカルト
などを記述された第一級の文化資料。


静山には34人の子があったが、うち20人は隠居後
に生まれた。末子は74歳のとき誕生した。十一女は
公家の中山忠能(なかやま・ただやす)に嫁ぎ、その
娘・慶子(よしこ)は明治天皇の生母である。

<咏老狂歌>
「しは(皺)がよるほくろが出来る背がかがむ
 頭はは(禿)げる毛はしろ(白)くなる
 手はふるふ足はひよろつく歯はぬける
 耳は聞えず目はうとくなる
 身にあふは頭巾ゑりまき杖めがね
 たんぽ温石しびん(尿瓶)まご(孫)の手
 くどくなる気みじかになるぐち(愚痴)になる
 思い付事みなふるくなる
 聞きたがる死ともながる淋しがる
 出しやばりたがる世話やきたがる
 又しても同じ話に孫ほめる
 達者じまん(自慢)に人をあなどる」
(横井也有(1702-83)「甲子夜話」にあり)


<老いはいつから?>
50歳:「艾」
60歳:「耆」
70歳:「老」
80・90歳:「耄」
(「礼記」)


panse280
posted at 10:08

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