2006年10月23日
武田信玄
鈴木大拙1870-1966
daietsu suzuki
「禅と日本文化」(11)
<武田信玄>
「参禅は別に秘訣なし、唯だ生死の
切なるを思ふと。」(信玄家法)
信玄の師は快川(かいせん)和尚である。
信玄の死後、禅院に逃げ込んだ敵兵の引き渡しを拒んだため、織田信長の兵卒によって
焼き討ちにあった。
その時の言葉が有名である。
「安禅は必ずしも山水を須いず。
心頭を滅却すれば火自ら涼し」
(「碧巌録」第四十三則「洞山無寒暑」)
注:一般に言われる「火もまた涼し」
では”やせ我慢”になる。
「火おのずから涼し」が正しい。
daietsu suzuki
「禅と日本文化」(11)
<武田信玄>
「参禅は別に秘訣なし、唯だ生死の
切なるを思ふと。」(信玄家法)
信玄の師は快川(かいせん)和尚である。
信玄の死後、禅院に逃げ込んだ敵兵の引き渡しを拒んだため、織田信長の兵卒によって
焼き討ちにあった。
その時の言葉が有名である。
「安禅は必ずしも山水を須いず。
心頭を滅却すれば火自ら涼し」
(「碧巌録」第四十三則「洞山無寒暑」)
注:一般に言われる「火もまた涼し」
では”やせ我慢”になる。
「火おのずから涼し」が正しい。