2007年06月01日
銀河鉄道の夜
吉本隆明1924-
takaaki yoshimoto
「宮沢賢治」(3)
<銀河鉄道の夜>
「言葉がつくりだした機能の<意味>と存在の
<意味>のあいだには、いくつもの階層がある
にちがいない。宮沢賢治が「銀河鉄道の夜」で
やっていることは、この階層のそれぞれから放
射される多様な次元の<意味>を与えることだ
といえよう。
ジョバンニの父は存在の意味がなくて、<不在>
だし、作品に登場するほかの人物の言葉や行動
の描写の機能によってだけ意味づけられている。」
takaaki yoshimoto
「宮沢賢治」(3)
<銀河鉄道の夜>
「言葉がつくりだした機能の<意味>と存在の
<意味>のあいだには、いくつもの階層がある
にちがいない。宮沢賢治が「銀河鉄道の夜」で
やっていることは、この階層のそれぞれから放
射される多様な次元の<意味>を与えることだ
といえよう。
ジョバンニの父は存在の意味がなくて、<不在>
だし、作品に登場するほかの人物の言葉や行動
の描写の機能によってだけ意味づけられている。」